今回のコースは、奇しくも先日のNHK「雪山へGO」という番組で紹介された北八ヶ岳スノーシューコースとほぼ同じで、ロープウェイ山頂駅から雨池、というコースでした。(北横岳は行かず)
ロープウェイを降りるとそこは-13℃のキンキンに冷えた真っ白の世界!
一昨年の夏に来たときとは全くの様変わり。
豪快な雪化粧が施された景色に、既にテンションマックス!
山頂は結構混雑していましたが、そのほとんどがスキー客で、
あっという間に滑り降りて行ってしまいます。
あぁぁ~、もったいない~!ここから先が素晴らしいのに!
何で降りちゃうの!とお節介にも声を掛けたくなります(笑)。
お天気はすこぶる良好。
風もなく気持ちの良い晴天でした。
縞枯山荘方面へ向かう道。
もっさり雪を纏ったシラビソモンスターがお出迎え。
ふと見上げると息を飲む美しさ。
耳をすますと、雪のサラサラ流れるささやかな音。
ずっと昔に絵本で見た、物語の中の風景みたい。
山に来るとどうも涙腺が緩みがちなのですが、
これはもう号泣モノの自然の芸術です。
今回は初めてのスノーシューにチャレンジしました。
初体験ということで、ここは慎重に。
宿泊したペンション「山の朝」のご主人にガイドして頂くことにしました。
スノーシューでは、夏山では行けないような場所も、
ふっかふかの新雪を踏んでどこまでも歩けるんです。
ご主人にはスノーシューでの歩き方以外にも、
動物の足跡の見分け方や、シラビソと大シラビソの違いなど、
いろんな山ティップスを伝授頂きました。
山頂駅を出発して約2時間。
大石川林道を経て、最終目的地の雨池へ到着!
池は凍っていて、これまたどこまでも歩いて行けます。
四方は山々に囲まれていて、何ともいえない開放感。
なぜか「ありがとう~」って山々に向かって叫んでいました(笑)。
そしてここでお昼休憩。
持ってきたパンと紅茶が最高のランチです。
でもあまり長居は出来ません。
山では12時過ぎるともう太陽が西日のような色味になるので、
なんとなく焦る気持ちになります。
ちなみに行きは雨池に向かってずーっと下りだったので、
帰りは当然ずーっと登りでした(笑)。
久々に激しく息が上がってしまいましたが、
坂の途中では榛名山や赤城山方面の展望が美しく広がっていました。
苦しい登りもなんとか過ぎ、ようやく縞枯山荘が見えてきてホッ。
往復約4時間のコースを無事に終了しました。
ペンションのご主人によると積雪のピークは3月だそうで、
まだあと1~2mは積もるそう。
そうするとまた更に行ける場所が広がるし、
シラビソのてっぺんに近づけるかも。。。
ということで、既に居てもたってもいられないわたくし。
3月までにもう一度北八ツに行くプランを絶賛計画中です☆