昨年、北八ヶ岳に出会って以来、すっかりハヤリモン?の山ガールと化しているわたくし、
今年はヒマを見つけてはちょこちょこ山へ出かけています。
先週お天気の良い日に、東京からもアクセスの良い日和田山へ登ってきました。
散策マップと「山女子」さんの本を参考に、
<高麗駅~日和田山~高指山~駒高~物見山~土山~五常の滝~武蔵横手駅>
という初心者向けコースにトライ。
だいたい10km弱、4時間くらいでした。
私はの~んびり歩くので遅いです。しかも途中で軽く道迷いしたので(笑)。。。
普通は3時間ちょっとでいけるようです。
で、まず高麗駅についてびっくりしたのがこのトーテムポール。
んっ?ここは日本?!と思わせる異国情緒漂う雰囲気。。。
これは朝鮮半島の魔除けなんだそう~。
この辺りは高句麗の民が移住してきた歴史があり、「高麗」という名もそこに由来するらしいです。
高麗本郷というところを通り、いよいよ日和田山の登り口。いきなりの急勾配で軽く足がつりそう。
しばらく進むと道が分かれます。
名前の通り、男坂は男前なガッツリ岩道で、女坂はそれに比べるとゆるやかな道だそう。
当然、女々しい方向で?行かせて頂きました(笑)。
そして、日和田山の山頂到着。(ここは正確には山頂手前の鳥居があるところ)
標高300ちょっとなのであまり期待していなかったのですが、予想以上の絶景に疲れもふきとび!
のどかで美しい秋の里がどこまでも広がっていて、ゆったりと心地の良いひととき。
山頂で休憩した後、高指山を経由して、駒高という集落に立ち寄り、物見山へと歩きます。
しかし!途中で少々道に迷いました。
どんな山でも地図はちゃんと持っていくようにと指摘されているのに、
散策マップの簡単な地図しか持っていかなかったことを反省。大事です。地図。
そして物見山から北向地蔵への道は素晴らしかったです。
歩きやすく、どこまでも続く杉の道。
すきっと空に向かって生えている杉に囲まれて歩いていると、心が落ち着きます。
しばらく頭の中からっぽにしてひたすらこの美しさを享受しました。
杉の木の隙間からこぼれてくる光もまた美しく、神々しいのです。
そして土山と五常の滝を経由して、武蔵横手の駅に到着!
縦走も終盤の土山で靴ヒモを結びなおしていたら、近くのおばあちゃんがやってきて「あんたたち、ミカンなんか食べないの」なんて言いながら、なんともぎたてのミカンとれもんを頂いちゃいました。
なんか、いいですねえ。里山のふれあい。
足は疲れてたけど、心はほっこりあったかくなりました。
里山の美しい景色と、神々しい杉の道、おばあちゃんのれもん。
すっかり癒されてしまいました。
しかし、昔は山登りなんてまったく興味なくて、山登る人もまったく理解できなかったのに。
人って変化できるんですねぇ。
まだまだ初心者だし、しょっちゅう行けるわけではないけど、
人生の楽しみがひとつ増えて、すっごくお得した気分(笑)。
そんでもって来月は本命の北ヤツへ行く予定!
寒いんだろうなあ。。。